カテゴリ:映画・アート・音楽・本( 129 )
月に帰った人、山口小夜子
すっかりご無沙汰していますが……
最近は田植えに行ったり、プランターに種を撒いたり、人に会ったり飲んだりと色々しています。あとは漫画を描く日々。

都現美にて「山口小夜子 未来を着る人」見てきました。

a0034031_1755193.png

a0034031_1744302.jpg

写真は撮影OKなエリアにて。

広告やランウェイでの神秘的なイメージが強い彼女。
こんなにも多岐にわたる活動をしていた人だったなんて!
モデルは言うまでもなく、舞踏、パフォーマンス、人形遣い、衣装デザイン、ヘアメイク、イラストレーション、DJ……それぞれのクオリティがとても高くて。二物どころか、五物も六物も天から与えられていた人。

a0034031_17551178.jpg

a0034031_17551462.jpg

a0034031_1755854.jpg


a0034031_1744372.jpg

彼女は晩年自分を「ウェアリスト(着る人)」と呼んでいたらしい。
服を着て、空間を着て、音楽を着て、思想を着て、美を着て、宇宙を着て…
何でも吸収して、自己と同化させてしまう巫女的才能をお持ちだったのでしょう。

おかっぱに切れ長の目は古いようで今見てもとても新しいし、古典的な着物も、寛斎のとんがった服も、ノーマルでドレッシーな服も同列に着こなしてしまう。どんなモデルや女優さんでも得手不得手があるというのに。

彼女は強い存在感があると同時に、そこにいないような錯覚を起こさせる感じがあって、今となっては本当にこの世にいたのだろうか…という気持ちになります。月に帰ってしまったのだろうか、なんて。

a0034031_1744401.jpg

実は18〜9年前に、生の小夜子さんに遭遇したことがあります。
当時お世話になってたデザイン事務所のパーティーの二次会で行った、裏原宿のバー。となりに座ってた女の子が「ねぇ、あのカウンターにいる人、モデルの山口小夜子じゃない?」って。
後ろ姿と横顔がチラッとしか見えなかったけれど、それはまぎれもなく山口小夜子その人なのでした。一人でくつろいだ様子で飲んでおられました。

なんてことを思い出しつつ、図録を購入。
創作意欲かきたてられるな〜〜

a0034031_17444331.jpg

[PR]
by aomisa | 2015-06-18 18:01 | 映画・アート・音楽・本
岡崎京子展@世田谷文学館
北風吹きすさぶ中、行ってきました。岡崎京子展
a0034031_1954397.jpg

a0034031_1952161.jpg

世代的な影響は受けてるものの、特別にファンだという自認はなかったのですが、こうして一同に会した作品を見ていると、自分でも気づかなかった意識のすみずみまで、影響を受けていたことに気づきました。
彼女はあまりにも当たり前に、そこにいる人だったから。

2時間あれば見終わるだろうと高をくくっていたら、結局文学館をあとにしたのは入館から4時間後。おいっ!

お茶と買い物の時間がその中の1時間をしめていたとはいえ、集中しすぎてさすがに疲れました(おかげでヨガに行きはぐった)。
a0034031_1943530.jpg

そんなに時間がかかったのは、デビュー前の同人誌の漫画や小学校時代の作文など、ひとつひとつ読んでしまったから。岡崎京子は小学生にして、もう岡崎京子の思考と文章力を身につけていた。
デビュー前に描いたイラストは、ヘルタースケルターを思わせるような病んだ空気が漂っていて、色々進化したのちに彼女はぐるっと一周回って、そこで事故にあったのかなと。

カラフルでパラノイアちっくな作品も好きだけど、登場人物が皆フラットに絶望しているリバーズ・エッジが、連載時からいちばん好きです。

映画ヘルタースケルターに出てきた、ケイタマルヤマの真っ赤なドレスがステキでした。あと伴田良輔さん編集の、アンダーウェアともうひとつ何かの本も展示されていました。

忘れもしない、この本はアートに目覚めた多感な時期に買って、宝物のように持っていたもの。
a0034031_1920482.jpg

a0034031_1920283.jpg

[PR]
by aomisa | 2015-02-14 19:25 | 映画・アート・音楽・本
バルテュスとイオネスコ
5月末にバルテュス展、見てきました。
a0034031_2313499.jpg

「少女性愛の画家」なんて言われているけれど、本当のところはどうなのか。
バルテュス本人は否定している。
「私は少女に邪悪な欲望を抱いたことはない。少女時代の特殊な美しさを、ただ画布に留めたいだけなんだ!」(意訳)

動機はどうであれ、バルテュスの少女に対する執着心は世界でも指折りレベルだと思う。
a0034031_2355446.jpg

女性の美に執着しているわりに、バルテュスの絵に出てくる女性の顔はあんまりキレイじゃない。白目をむいてたり、憂鬱そうにしてたり、固く無表情だったり…。どことなくデッサンもおかしくて、欠陥品の操り人形のよう。見る者を不安の淵に引きずりこむような絵だ。
a0034031_256126.jpg

a0034031_2314011.jpg

ところが後期になってくると、同じヌードでもあたたかく開放的なムードが漂うようになる。

心身の状態が、ストレートに絵に反映されているなぁと思う。
a0034031_16393537.jpg

初期のバルテュスはまだ無名でお金もなく、恋愛もうまくいっておらず(失恋して自殺未遂したりしている)、カラダもそんなに強くなかったらしいから、ものすごく不安定な状態だったのでしょう。絵全体から腺病質な気配がプンプン漂っている。カラダが緊張しているとデッサンが変になるのは、私も痛いほど経験しているし(笑)

当時、「彼の絵からは疫病やペストの匂いがする」などと評されていたらしいから(ひどいけど、ものすごく的確な表現!)、結婚して有名になったのちは、いろんな意味で余裕が出てきたのではないかな。

…などと、ついつい身体性にからめて考えてみたり。


さらに先月は似たような主題の映画「ヴィオレッタ」を鑑賞。




売れない画家の母はあるときから写真家に転向し、自分の娘をモデルにエロティックな世界を表現するようになる。センセーショナルな写真で母娘は一躍有名になり、「芸術」という名のもと、母の表現欲と娘に対する要求はどんどんエスカレートしていく……

a0034031_16472368.jpg

この映画では、モデルを努めていたエヴァ・イオネスコ自らが監督をつとめているわけですが、彼女にとって少女時代の苦痛な経験を映画にすることは、一種のセラピーだったのでしょう。

詳しくはインタビューを。



それにしても、「少女」という存在はやっかいだ。

本人の思惑とはまったく別のところで、価値が決められ欲望が生まれ、ともすれば人生の方向が定まってしまう。
a0034031_17455796.jpg
これは映画「プリティ・ベビー」のブルック・シールズ

ある程度大人になれば、自分がどう見られているかは自覚するものだけれど、ほんの数年前まで裸で走り回っていたような9歳や10歳の娘に、自分の価値を自覚しろというのは無理な相談だ。
自分の価値をまるで自覚していない無垢さ、とらわれなさ、瑞々しさにこそ、少女の魅力は宿る。バルテュスもイリナ・イオネスコも、そんな少女を表現することによって自分をモデルと同化させ、開放感を味わいたかったのではないかな。

特にバルテュスは生涯にわたって猫も愛している。
猫と少女の魅力は、ほぼ同質だ。自由で自堕落で生き生きとしていて、生き物としてはつたないと同時に、悪魔的なものを秘めた存在。
a0034031_17263965.jpg

もし私が写真家で美しい娘がいたとしたら、イオネスコのように娘を妖艶なミューズに仕立てあげて、作品を撮る誘惑に打ち勝てないかもしれない。人に見せるか見せないかは別としても。いや、すばらしい作品ができちゃったら、人に見せずにはいられないだろう。そしてそれが世間で評価されたら、ますますのめり込むだろう。

やはり妖しい女性美に魅せられ、20年以上エロティックな絵を描いている身としては、彼らの行動は他人事ではないのであった。

追記:と同時に、そんな欲望むきだしにした大人たちへの嫌悪感ももちろん私の中にあるので、この手の作品を観ると、自分の中の男の目と女の目、大人の目と子どもの目がメビウスの輪のようにグルグルと回り、自家中毒を起こすのであった。
[PR]
by aomisa | 2014-06-13 17:50 | 映画・アート・音楽・本
今年に入って観た映画
毎回健康の話ばっかりではうんざりする方もいるでしょうから、
最近観た映画の話を。

a0034031_1263749.jpg
3月半ばに有楽町で「ラヴレース」鑑賞。
これは70年代に活躍したアメリカのポルノ女優、リンダ・ラヴレースの自伝をもとに作られた映画。

主演のアマンダ・セイフライド、大好きなんです。
もう顔が、噛みつかれそうな、獣か!って感じの遠心力がありますよね。
それでいて、Girl next door的な親しみやすさとキュートさもある。個人的にはヴァネッサ・パラディ以来の小悪魔だと思ってます。

「レ・ミゼラブル」はあんまり面白くなかったけど、「TIME」でのおかっぱ頭はとんでもなくチャーミングでした。ボブ・フェチには、ビンビンくる光線発してます。今出演してるクレ・ド・ポーのCMも、魅惑的。
a0034031_138111.jpg

「ラヴレース」は地味な小品ながら、フェミニズムやショウビズ界の光と影、母と娘の確執などていねいに描いていました。
前半でずっと頭に浮かんでた疑問は、後半、同じ場面が別視点でくりかえされることで氷解。実際にラヴレースが出演してた作品は観たことないですが、マジメでお堅い女の子が伝説のポルノスターになる過程はひたすら痛かった。そしてまた事実を公表した彼女の勇気。
あとはキャストが渋かった。意外すぎる役で最後まで気づかなかったシャロン・ストーンにSATCのクリス・ノース(ビッグ)!クロエ・セヴィニーは久しぶりに見ました。


「ゼロ・グラビティ」にはすっかり乗り遅れていたんですが、アカデミー賞授賞式を観て「う〜〜ん、やっぱり観たいっ!」となり、3月下旬時点で奇跡的に上映している劇場を発見。
で……
a0034031_1224025.jpg

ボロ泣きしました(笑)
映画館でこんなにあとからあとから涙が出たのは、初めてじゃないかってくらい。

撮影技術ばかり取りざたされる映画だけど、これは生きることに意味を見いだせなくなった1人の女性の再生の物語。宇宙はそれを伝える舞台装置でしかない。
クライマックスからラストシーンにかけては、カラダの底から生きる力がわき上がってくるような感慨すら覚えました。ただ、ただ、生命力というものに圧倒される映画だった。地球ってすばらしい!生きてるって奇跡だ!


そういえば、年明けすぐには「ビフォア・ミッドナイト」を観たんでした。
a0034031_2265143.jpg

ビフォアシリーズが大好きな私としては、もう待ってました!という勢いで。
でも、もう若くない2人を観るのは少し怖くもあり…。
(前作・前々作に対する熱い思いはこちらを→その1その2

お、過去記事読み返したら、「また7、8年後あたりに続編を作って欲しいな」って、その通りになってるやん!(笑)

シリーズ一作目が激しく好きなだけに観るのが怖かったけど、まぁ終わり良ければすべて良しかな。
しかしせっかく2人がいいムードでベッドインしたところで、セリーヌがおっぱい丸出しで愚痴を垂れ流しはじめ、激しい夫婦ゲンカに発展していく過程では、心の底からジェシーに同情(笑)ただ、どんなにセリーヌの機嫌が悪くなっても、2人の関係性をもたせようと努力するジェシーの忍耐強さには希望が持てました。(中年女として気をつけようと思った。笑)

理想の男女関係なんかない。しかも、時間とともに2人の距離感も思いも変化するもの。でも時間や場所や美醜や国籍というような外側のあらゆる条件を超えたところ、「今」という瞬間、人と人との間に流れているものに、「愛」というものの真実があるんじゃないか…ということを、リンクレイター監督はこの20年間言い続けているような気がします。
[PR]
by aomisa | 2014-04-15 02:41 | 映画・アート・音楽・本
『かぐや姫の物語』を観た
かぐやといっしょに全速力で駆け出したかった。叫びたかった。

a0034031_19354515.jpg

高畑勲監督の「かぐや姫の物語」を観てきた。

私の席のすぐ前にいた若い女の子2人は、さめざめと泣いていたが、わたし自身は何度かじわっときたものの、涙がこぼれるところまではいかなかった。

が、映画が終わり、席を立ってすぐ自分の様子がおかしいことに気づいた。
まるでひとしきり泣いて、疲れ果てたときのような精神状態になっていたのだ。フラフラと場内から出てきた私を見た映画館のスタッフは、「うわ〜この人、かなりやられてるな」と思ったのではないだろうか。


映像表現は動きがかろやかで、とても気持ちよかった。

さっとスケッチしたようなタッチが目に心地よく、人が、鳥が、動物が、虫が、花が、木々が、風が、命を持って、踊っている!

人物の手の、頭の、お尻の、まるみ。
笑ったときの顔。ふくいくと豊かで、やさしい。「生」というモノのまぶしさが画面から溢れまくっていた。

生命力に満ちたやわらかい色と鳥のさえずり、木々がざわめく音、子どもたちの歓声が渾然一体となって、観ているわたしを取り囲む。それは単純にアニメを見ている体験というよりも、もっと生々しくて、「そういえば子どもの頃って、世界をこういう風にとらえてたかも…」と、懐かしくあたたかいものがじょじょに蘇ってくるような感覚になった。
a0034031_1936337.jpg


前半の生の喜びが大きいぶん、
後半、都へ行ってからの、閉じ込められ感がきわだっていた。

続きを読む
[PR]
by aomisa | 2013-12-19 00:48 | 映画・アート・音楽・本
さようなら、やなせたかしさん
やなせたかしさんが亡くなりました。
a0034031_2138461.jpg
a0034031_21392458.jpg

世間ではアンパンマンの作者で知られているけれど、私の中では詩人であり、「詩とメルヘン」の編集長であり、「やさしいライオン」や「チリンのすず」の作者であり、幻想系のイラストレーターであり・・・。80年代のサンリオ文化周辺で育った人は、そちらの印象が強いのではないでしょうか。彼は「イラストレ」という季刊のイラスト雑誌の責任編集もされていました。

当時はイラストレーションが熱く面白くなりはじめた時代。「詩とメルヘン」も「イラストレ」も毎号友達に借りてたので、手元にないのが残念ですが!
a0034031_2136279.jpg

中学〜高校時代、NHKの教育TVでやってたやなせ先生監修の「イラスト入門」は食い入るように毎週見てました。彼を通して、ビアズレーやケイト・グリーナウェイ、ビアトリクス・ポター、ジョン・テニエルを知りました。本くに子さんや新井苑子さん、大橋正さんなんかも・・・

気の多い天秤座のせいか、自分はタッチやジャンル・肩書きを固定することがとても息苦しく、作詞から漫画、ラジオドラマのシナリオ、絵本、雑誌の編集etcをやっているやなせ先生の姿勢にはとても共感するものがあり、いつか少しでも近づけたら、なんておこがましくも思っていたけれど。

奇しくもおととい「スヌーピー展」を見てきて、こんなに長く国民に愛されてる漫画は日本で言うと「サザエさん」か「ドラえもん」か「アンパンマン」のどれかかな、なんて思っていた。この中で存命はやなせ先生だけだなーと思ったけど、おとといの時点でもうこの世にはいなかったんですね・・・
a0034031_21323931.jpg

写真の3冊は私のバイブルです。

生前、一度でもお目にかかりたかった。
氏は平和主義でおだやかそうなイメージがありますが、昔の詩集や絵本を読むとけっこう容赦なく、メッセージ性の強い作品をたくさん書いています。昔のサンリオから出ていた詩集、これをきっかけに再発してくれないかな。
a0034031_2443714.jpg

天国でも鼻歌歌ってそうな楽天的なやなせさん。どうかあの世でもお元気で!

そして今まで本当にありがとうございました。
[PR]
by aomisa | 2013-10-16 21:48 | 映画・アート・音楽・本
読書の愉しみ
今、むさぼるように作品を読んでいる1人の作家さんがいます。

その人の名前は、皆川博子さん。

先月くらいでしょうか。調べ物をしている途中で、偶然「少女外道」という作品を知り(このタイトル最高すぎる!)、図書館でみつけて読んで、「なんて自分の感覚と共通してる方なんだろう!」と、砂漠で1粒のダイヤモンドを発見したような気分になりました。
それ以来、他の作品をチェックしたり、ネットでインタビューを読んでみたり……。
a0034031_7221088.jpg

2番目に読んだ「妖恋」は時代物。
江戸の男女のあれこれを、妖術的な筆致で描いています。
a0034031_821340.jpg

昔から時代劇というものにとんとなじみがなく(子どもの頃、わが家は時代劇を見る習慣がなかった)、大人になってからは少しずつ大河ドラマや映画で見るようになったとはいえ、特に思い入れというものは持てませんでした。

でもこの小説を読んで、時代劇に対する認識が180度変わった。


江戸時代、ステキ!

行ってみたい!!


なんでもありの現代だからこそ(そしてなんでもありな故に、かえって何を選んだらいいのかわからない現代だからこそ)、いろんなことが不自由だったこの時代が、とてつもなく魅力的で。

しかも江戸っ子ってばオシャレで粋で、とにかく読んでて気持ちいい!
歌舞伎や文楽にハマる人の気持ちが、ようやくわかりました。

それにしても、こんなに好きになった作家さんは、
エイミー・ベンダー以来じゃないかな。

皆川博子さんの小説は、どことなくエイミー・ベンダーと共通するものがある。ガーリーでシュール、キラキラときらめくような美しい描写、そしてどこかいびつで冷めている。彼女の小説の中の男女は幸せな形で結ばれることはほとんどないのに、とてつもなくエロティックな空気が流れている。

今年で御年84才だというのに、どうしてこんなに瑞々しいものが書けるのか。

久々に見つけた宝物。
大事な飴をなめるように、少しずつ、少しずつ読んでます。
至福です。
[PR]
by aomisa | 2013-04-26 00:08 | 映画・アート・音楽・本
最近のいろいろ
もう1年ほど、ある仕事にかかりっきりだったんですが、ようやく終わりが見えてきて、精神的にも時間的にも余裕が出てきました。


で、珍しく最近の日記など.....

先々週のことになりますが、渋谷WWWにGOMA & the Jungle Rhythm Section見に行ってきました。事故後、初のワンマンライブ。(と言っても私、見るのは初めてですが)
a0034031_6502562.jpg
やっぱりディジュリドゥの生音はいい〜〜!!
カラダをずーんと貫かれます。
高い音のもの、低い音のもの、ちょっと特殊なものと、GOMAさんは3本のディジュを使い分けてました。

自分はどうやら低い音を求めているようで、終始、低い系のディジュにカラダが反応してました。下の方のチャクラが弱いせいかな。と〜〜っても気持ちよかった。
中盤でVJが宇宙の降雪(?)のような映像をハコ全体にバーーッと写していて、あまりの気持ちよさに脳がとろけるかと......(笑)

それにしても、GOMAさん、ほんとピュアで真摯で謙虚!
彼の脳で起きていること、苦悩の感覚は外側から想像するしかないけど、少しでも支障のない状態に近づいて、あらたな創造のトビラが開くことを祈ってます。
(でも新曲を作れるくらいに回復したそうです)


先週日曜日は花祭りの舞台を見に、浦和の延命寺へ。

習っているエジプト舞踊のREIKA先生が出演するため(レッスンは忙しくて、もう半年以上休んでますが…)。
a0034031_7354224.jpg

この日の演目は、般若心経にちなんだインドの仏話を、インド古舞踊、エジプト舞踊、ジャワ舞踊で表現し、サックス、チューバ、チェロ、パーカッション、ガムランとセッションするというもの。

これが、とても面白かった!
練習はほとんどせず、ぶっつけ本番だったらしいのですが、ものすごい完成度の高さ。なんといっても、サックスがあの世界的に活躍している坂田明さん。
強烈な演奏に一瞬でひきこまれました。

フリージャズにのせて、エキゾチックな舞踊で仏教の世界を演じるという、なんともカオスな世界を体験できた自分は、まちがいなくラッキーです。
しかもこのイベント、なんと無料……。企画された方と出演者の方々に、心から感謝!
[PR]
by aomisa | 2013-04-22 07:51 | 映画・アート・音楽・本
生命のカタチ、記憶の中の自分
GOMAさんの絵画展に行ってきました。

ディジュリドゥ奏者としてレイヴやフェスで活躍していた彼は、2009年に交通事故に遭っていたそうです(全然知らなかった!)。そのとき頭を打ったことでそれまでの記憶を無くし、同時に独特のスタイルの絵を描き出したとか。
a0034031_19373887.jpg

絵は、物も、風景も、輪郭も、すべてドットで構成されていて、なぜドットなのかは彼自身にもわからないそう。ただ、事故後に頭に浮かんでくる映像をそのまま描いていると。でも、それが事故で障害を抱えてしまった脳のリハビリになっている気がする、と彼は語っています。

絵は本当に色がキレイで、その配置、グラデーション、形は見事としか言うほかありませんでした。

これが、今までまったく絵を描いたことがない人によって、描かれたものなんて!
しかも下書きなしの本番一発、修正したあとも見られない。(絵描きとしては、少々やる気なくします…笑)彼の脳自身が、生き延びたくて、また記憶を取り戻したくて、中心からジワジワと動き出し、彼の手をどんどん動かしているような気がしました。
a0034031_19441913.jpg

展示されている絵は同心円の光の粒を描いたものが多く、
「あ〜〜これは『生きる力』そのものなんだな〜」と感じました。

花が茎(中心)から水を吸いあげて、全体にじわじわと広げていくさま。
太陽が中心から熱と光を放射させて、周りのものを生かすさま。
血管に運ばれてきた栄養分が、周りの細胞にじわじわと染みこんでいくさま。
エネルギーを満タンに蓄えたつぼみが、今、花として開くさま。

それは、ぜんぶ放射状の動き。
そして、空洞であるディジュリドゥに息が吹き込まれ、音(命)が生まれて広がっていくさまもまた。

事故後のGOMAさんを追ったNHKのドキュメンタリー「旅のチカラ」では、GOMAさんのディジュリドゥの師匠が、彼のハートチャクラに向けてディジュを吹いていました。ディジュの先端を心臓の前で受け止め、目をつぶって振動を味わうGOMAさんの姿が印象的で、そうか、これは単なる楽器ではないのだ。魂を交換するツールなんだ、と。

実際、ディジュリドゥは古来から霊と交信する神事に使われていたようですね。
GOMAさんが事故に遭ったと聞いて、師匠であるアボリジニの男性がさっそくディジュを吹いてみたところ、「GOMAの脳が真っ黒になっているのが見えた」そうです。オーストラリアと日本の距離を超えて。

a0034031_19295895.jpg

「自分の記憶がなくなってしまっても、過去の自分は周りの人の記憶の中にいる」

「今まで自分が描く絵のドットには何か意味があるのかと思っていたが、それを探ることはもうどうでもよくて、ただ感じるままに描いていけばいいんだと思った」

GOMAさんの絵画展「ひかり」は、リキッドルーム2FのKATAにて、3/20まで開催中です。
[PR]
by aomisa | 2013-03-17 20:34 | 映画・アート・音楽・本
インカのパワー!
春ですね。首都圏の桜は満開ですね。
あたたかくなって、心もウキウキ。何かむやみに新しいことをはじめたくなったり、髪を切りたくなったり、春物がたくさん欲しくなったりする季節でもありますが、この放置ブログに急に帰って来たくなりました。

なので、またぼちぼち更新していこうと思います。どうぞぼちぼちおつきあいください(笑)

先々週、行ってきました!インカ帝国展に。
a0034031_21473932.jpg


「インカのめざめ」はジャガイモの商品名ですが、インカってむやみにパワフルなイメージ、ないですか? 地にどっしりと根付いていながら山椒は小粒でもピリリと辛い的な、何をしでかすかわからない的な…。アンデスの過酷な環境での労働を、コカの葉で緩和させながら強いられていた彼らは、いったいどんな世界に住んでいたんでしょうね?ペルー人と結婚して昨年ペルーに移住した女友達がいるので、興味もひとしお。(ちなみに結婚したのは10年近く前ですけどね)

展示の前半は、ふつうにインカ帝国ができるまでの歴史や出土品が並べられていて、ふむふむ…と。

そして中盤で激しく心を捕らえられたのが!


……開頭術の頭蓋骨です。

昔のペルー人は頭部が原因の病気になったときには、開頭手術をしていたらしいんですよね。ショーケースの中の頭蓋骨の側面には、まごうことなき穴が!ぽっかりと黒い穴が!ノミでばっくり開けられていました(笑) そして骨が再生した跡があるかどうかで、手術後も生きていたかどうかわかるらしい…(もちろんすぐに死んだケースも多々)。

無茶なことやるよな〜と呆れる気持ちと、もしかしたら現代科学の力も及ばないようなものすごい技術を持っていたのかも、と畏怖するような気持ちと、半々に。

しかし疑問はつきません。
麻酔はどうしていたのか?(コカの葉か?)
消毒はどうしていたのか?
痛すぎて、痛みで死んでしまう人はいなかったのか?
誰がどうやっておこなっていたのか?


そしてそしてそして!
さらに後半興奮したのが!!

……ミイラと、ミイラ包みのCTスキャンの画像です。

a0034031_22301767.jpg

これはホントに生々しかったです。ミイラは何体かありましたが、ムンクの叫びに瓜二つな状態で固まったものもあったりして、ひゃ〜〜気持ち悪い〜!と思いつつ、怖いもの見たさの方が勝ってしまって、なめ回すように凝視。

しかし、人は気持ち悪いとか怖いとかいいつつ、どうして死体とか、人体の中とか見たがるんでしょうね。「死」を感じることで、自分が生きてる状態を確認したいのかな。なんだか開頭術とミイラのコーナーだけ異常にテンションがあがってしまった自分に激しく疑問を持ちましたが、見ていた人全員ほぼ似たような感じだったので、アレはごく自然な生き物としての反応なのでしょう(笑)

最後、インカ帝国が鳥目線の3D画像で見られるシアターもあって、アバターっぽくて面白かったです。

あ、水曜日に行くとレディースデーで入場料が1000円で見られますよ〜。
[PR]
by aomisa | 2012-04-09 22:46 | 映画・アート・音楽・本



イラストレーター・アオノミサコのBlog
by aomisa
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
★月刊PHPにて猫の漫画とショートエッセイ連載中

★LAURIER PRESSにて女子向け漫画&コラム執筆中

★LINEスタンプ「きまぐれデビルちゃん」発売中!


★コミックエッセイ「五感ゆるゆる わがままセラピー入門」発売中


紙媒体・Webなどでイラストや文章、漫画などを描いてます。

日々の雑感。ホリスティックな生活。美容。猫。読書・音楽・映画・アート感想記。お仕事の告知 etc

★メインサイト aonomisako.com
★twitter @misakoao
★別ブログ
鏡の国のタロット

※本ブログのイラストの無断使用を禁止します。イラストの著作権は作者に帰属します。(ブログで記事として取り上げていただくぶんには、OKです)

カテゴリ
映画・アート・音楽・本
サーフィン
宇宙トーク
美容・健康トーク

Girls! Girls! Girls!
キラ☆キラ
お仕事情報
日記
つぶや記
さまよい記
プロフィール
その他
以前の記事
2017年 03月
2016年 12月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 06月
2016年 01月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
more...
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧