カテゴリ:映画・アート・音楽・本( 129 )
空洞です
去年の今頃は桜を見ながら、ゆらゆら帝国のアルバム「空洞です」を毎日のように聴いていました。 家の近所の桜と朝のまぶしい光、「愛のむきだし」が混じり合って、独特の思い出になってる。もうあれから1年?

そんなに熱狂的ファンというわけでもなかったけど、彼らの紡ぐ歌詞と音はなんとなく「最後の砦」みたいな感じがしてた。最近、命を全うしていなくなるミュージシャンが増えてるけど、ゆら帝も、バンドとしての命を全うしたんだな〜。

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by aomisa | 2010-04-01 17:16 | 映画・アート・音楽・本
THIS IS IT&イングロリアス・バスターズ
昨日、レディースDAYを利用して、「THIS IS IT」と「イングロリアス・バスターズ」を観てきました! 1日で聖と邪の、すみからすみまで体験した感じ。
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どっちも1000円では申し訳ないような濃い内容でしたが、自分的にはマイケルファンでない分、「イングロリアス・バスターズ」の方に軍配があがりました。(そもそもジャンルも違うし、比べるような映画じゃないんですが)

詳しい感想はこちらに書いたので、読んでみてください。
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by aomisa | 2009-11-26 20:54 | 映画・アート・音楽・本
大類信コレクション@VACANT
13日金曜日は、大類信コレクション"the far fog"展@VACANTへ。

90年代初頭、私がまだうら若き乙女だったとき、東京アンダーグラウンドシーンの重要な場だったクラブ&ギャラリーの"the deep"。

a0034031_20472219.jpg乃木坂ののんびりとした商店街の地下にあったそこは(たしか1階はそば屋だった)、重い鉄製の扉を開けると、異次元空間そのものだった。

打ちっぱなしのコンクリート壁には、期間ごとに、超アンダーグラウンドなアーティストの写真が飾られ、上のほうの壁面にはアメリカのアーティストが描いた巨大なベティ・ペイジのエアブラシ画やビニール製のダッチワイフ。床のマガジンラックには、オーナーが海外から買い付けてきた薄っぺらいピンナップ・マガジンやポルノ写真集。

それは言いようもなくアナーキーでスタイリッシュでエレガンスに満ち溢れた空間で、当時、曙町にあったAZZLOと並ぶ私の聖地だった。ベティ・ペイジを知ったのも、ラス・メイヤーを知ったのも、カルロ・モリノやピエール・モリニエを知ったのもぜ〜〜んぶ、ここだったなーーー

オーナーは宝島やRockin' onのアートディレクターをやっていた大類信氏。彼の骨太でロックなデザインも相まって、独特の空間が作られてたと思う。イベントで配られたベティ・ペイジの生写真、いまだに持ってます。

90年代半ばくらいになると、the deepは渋谷の桜ケ丘に移り、AZZLOは青山に移り、両者とも規模は少し大きくなったもののオープンな感じになってしまい(そういう文化が多少市民権を得たのもある)、あのドキドキするような雰囲気は薄れてしまった。そして自然に足が遠のいたのは自分だけじゃなかったらしく、いつのまにか2店ともなくなってしまった。その後、風の噂で大類氏はフランスに渡ったとか。


と、前置きが長くなりましたが、そんな大類氏のコレクション展が東京でひっそりとやっていると最終日の前日に知り、疲れた身体にムチ打って行ってきました!

a0034031_20534128.jpg会場は裏原宿のDEP'T EASTがあったところ。やっぱり入口は来た人にしかわからないようになっていて、あの時、あの空間を思わせるような雰囲気。期待を裏切らない。そして中は・・・・・・もう、大類節がさく裂!!

心の底から、来てよかったと思った。
一気に心が18〜19年前に飛ばされましたよ。

あのときよくつるんでた友達、つきあってた男の子(無理やりdeepに連れてったっけ)、初めて買ったボンデージの写真集、STUDIO VOICEのエロティックアート特集、よく行ってたクラブ、バイトしてた店、etc・・・・まだここには、その片鱗が息づいている。そして彼がまいた影響は、バラバラに散らばりながらも今でも東京のあちこちに浮かんでいるに違いなくて、輪廻転生とかいうと大げさだけど、なんか過去と未来がリンクするような不思議な感覚を味わいましたよ。

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by aomisa | 2009-11-16 20:54 | 映画・アート・音楽・本
レベッカ・ホルン展@MOT
レベッカ・ホルン展、行ってきました。
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ドイツのアーティストらしく硬質、コンセプチュアルでどことなく倒錯的。

自分的には、70年代に作られた、静かな短編の映像作品がよかった。

やる気のない感じの美人が、鳥の羽根のようなものを両腕につけて(ジュディ・オングの衣装ばりに)、バッサバッサとひたすら羽ばたいているだけの映像だったり、別の作品では、黒い鳥の羽根のマスクを顔につけた女性が、恋人と思われる男性の顔に自分の顔を近づけて、鳥の羽根でひたすら愛撫したり……

若い頃だったら、「意味わかんない」「退屈」と思ったであろうこれらの作品に、なぜか強烈に惹かれてしまい……。ワインでも飲みながら何時間でも眺めてたい。

今は全般的にそんな感じで、キャッチーでキュートなアーヴィング・クロウのボンデージ写真が好きだったのに、今は陰鬱で動きのないジョン・ウィリーの方が気分、みたいな(オッサン化か?!)。

下の作品はその一つ。
腕の無機質具合に対比して、腰のラインが官能的(やっぱりオッサン目線)。


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by aomisa | 2009-11-13 04:56 | 映画・アート・音楽・本
お久しぶりです
このブログをはじめて以来の長期間、ブログを放置してしまいました!

特に7月は忙しく、プライベートな時間がほとんど取れないということもあったのですが、新しいプロジェクトを立ち上げたり、新しい人間関係が同時多発的に発生したりして………気持ちが外に向かっていました。

お茶をにごすようでナンですが、最近読んだ本の感想など。

「昨日」 アゴタ・クリストフ
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村の娼婦だった母の子として生まれたトビアス。ある事件を契機に名前を変え、戦争孤児を装って国境を越えた彼は、異邦にて工場労働者となる。灰色の作業着を身につけ、来る日も来る日も単調な作業に明け暮れるトビアスのみじめな人生に残された最後の希望は、彼の夢想のなかにだけ存在する女リーヌと出会うこと…。

だいぶ前に女友達に「『悪道日記』オススメ! 」と言われていたアゴタ・クリストフ。古本屋で発見したので、こっちを先に読んでみました。

すごく面白い! 読みやすい! 海外文学は内容は面白いものの、訳の関係なのか、なかなか読み進められないことが多いのですが、これはあれよあれよという間に読み切ってしまいました。余計な修飾のないシンプルな文章。とにかく、先が気になっちゃって…。元々読むのがそれほど速くない私でも、24時間かかりませんでした。

孤独感と絶望具合、それを俯瞰している醒めた目線、全体を通して流れる狂った感がとにかく最高。主人公は静かに絶望し、ありえない女を夢見、日々は過ぎて行く。彼と自分の共通点なんてほとんどないのに、どうしてここまで胸に迫ってくるんだろうな。きっとこれが絵空事なんかではなく、クリストフの体験を元にした、強烈な感情だからでしょう。しかも工場労働に従事する人たちへの待遇の悪さは、微妙に今の世相ともかぶっていたりして、ムード的にはぜんぜん理解できる。どんな人間でも、ここまでの孤独に落ちいったら、多かれ少なかれこのようにおかしくなるだろうって。シンプルでさらっとした文体のおかげで、ドンヨリとした内容が中和され、本質のみが浮かび上がっているような気がします。

結局孤独感を癒せるのは、愛以外にありえないという結論。
しかしクリストフって女性だったのねーーっ。意外!
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by aomisa | 2009-08-24 19:24 | 映画・アート・音楽・本
18年ぶりの…
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最近、出産を控えた知人のために描いた絵です。
キャンバスに描くのは、実に18年ぶり!!

十数年間、「オーダーを受けて描く」という作業ばっかりしてたので、最初からいっさい何も決めず、思うままに筆を動かす作業は新鮮でした(個展の絵も、自由なようで毎回テーマは決めてたし。それって自分自身からのオーダーですよね) 。

自分が今まで描いてきた絵は、ぎゅーーーっと集中しないと完成させられない類のものだったんですが、これはサラサラと水が流れるように、鼻唄気分で描きました。今までの絵をやめるとか、「これがこれからの私の方向性よ!」とか、決める気はいっさいないのですが、ちょっと自分の中で実験中です。

これとはまた違うタッチで、やはりキャンバスに描いている絵もあり、そっちも早く完成させたい。ケントボードじゃない、コンピューターでもない、布の感触は自分にとって新しい玩具のようなものです。

新しい玩具と、ダンスを踊るように戯れたい。
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by aomisa | 2009-07-06 00:34 | 映画・アート・音楽・本
私の中の2番目の男
スゴい。今夜の友人たちのmixi日記が、ほぼ清志郎の追悼でうまっていた。
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彼との出会いは、忘れもしない小学6年生の頃に見た歌番組。

キチガイみたいな化粧をした男2人が、キスしたりお互いの顔をベロベロ舐め合ったりして、歌っていた。その数ヶ月前、私は人生で初めてのチカンに遭ってるんですが、それに匹敵するくらいの衝撃度(笑)。もう嫌悪感しかなくて、トラウマになりそうだった。それが1982年の「い・け・な・い ルージュマジック」。

その3年ほど後、あれほど嫌悪感を抱いていた男性は、私の中で最高にカッコいい男に昇格していた。きっかけは忘れたけど、ロックに目覚めたことと、ストックホルム症候群みたいなものが、混ざり合っていたのかもしれない。
(☆ストックホルム症候群:被害者が犯人に、必要以上の同情や連帯感、好意などをもってしまうこと。転じて、第一印象で「イヤなやつ」と思った男性を、なぜか好きになること)

高校に入ってからは、次から次へとRCのアルバムを聴きまくり、つきぬけた言葉のセンスと、全くためらいのない姿勢にシビれまくった。「BEAT POPS」「ハートのエース」「EPLP-II」あたりは、もうどれだけ聴いたかわからない!思春期のフラストレーションの80%くらいは、彼にぬぐってもらってたように思う。
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人生で2番目か3番目くらいに行ったコンサートもRCのライブだったな〜。高校の授業のあいまに、廊下の赤電話でチケットとって、浦和会館に見に行ったっけ。(赤電話は緊急用に優先されるので、つながりやすいという裏技があったのです!)

10代のときに結成してたパンクバンドでは、「い・け・な・い〜」もコピーしてた。
ある日の夜、当時のベーシストが興奮気味に「おい、今の夜ヒット見たかよ?!すごかったぜぇー!!」と電話してきて、見てないというと、清志郎の覆面ユニット、タイマーズが放送禁止用語満載のライブを、生放送中にやったとかなんとか。その後、この映像を彼にダビングしてもらって、死ぬほど見まくり、ついには期間限定のタイマーズのコピーバンドを結成した。この映像が約20年前……当時の清志郎、今の私の年齢くらいだ(笑)

80年代のギンギンギラギラで最高にとがってた清志郎が大好きだったから、90年代に入ってからの「実はいい人」「かっこいいロックのおじさん」という扱われ方になんだかとまどってしまって、それからはじょじょに興味を失ってしまった。


やっぱり清志郎には、
最高に禍々しい嫌われ者でいてほしかったから。

なんたって、「忌野」だしね!


でも、思春期の自分に最高に影響を与えてくれたことは事実。(詩集「十年ゴム消し」はバイブルでした)10年くらい前のフジロックで、10メートルと離れていないところでライブを見れた時は、幸せだった!彼がいなくなった今、不思議と涙も出ないし、心もかき乱されないけど、父親の次に、私の人生に影響を与えた男性であることには変わりないでしょうね。

Thanks a lot!


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by aomisa | 2009-05-03 04:40 | 映画・アート・音楽・本
愛のむきだし
昨日は映画の日だったので、打ち合わせの帰りに「愛のむきだし」を見てきました。

1月末からの公開なのに、口コミにつぐ口コミでまだ上映が続いてる。上映時間も長い。休憩をはさんで、まさかの4時間!(笑)

私も人にすすめられて足を運んだんだけど、ぜんぜん途中で飽きることなく、怒濤の勢いにまかせて最後までひっぱられちゃいました。やー、ここまでヘンタイ(笑)な話なのに泣けるってすごいよ。しかも実話がベースって…。

もう、もう、大傑作。
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薬師丸ひろこをビッチにしたようなヒロインの女の子がすごくよい! 
主演の美少年も、ものっすごい芸達者。
この2人がヒーロー&ヒロインだったから、清潔感が最後まで保たれたのかも。しかも2人ともアイドル出身なのに、こんな役やっていいのかー!

友人の実家と、そのお父さんの作品が撮影で使われていた。そういえばその友人のお父様って、なんとなく園子温監督にノリが似てるよーな…。

結局、人間を動かしてる力は一つしかないのに、それを「罪」としてしまう価値観ってどーなのよ? 不器用でも、いびつでも、規格外でも、人間は生きてる価値がある!愛する価値がある!

そんな気持ちでいっぱいになって、泣き笑いした4時間でした。
ホント、むきだしの映画だわ。

ゆらゆら帝国のテーマソングもよかった。

予告編

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by aomisa | 2009-04-03 04:52 | 映画・アート・音楽・本
MUGEN/サイケでロックな夜
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ずいぶん時間がたってるけど、忘れないうちに書いておきましょう。

1/16に知人がオーガナイズした1968/MUGEN、すんごくよいパーティーでした。60年代後期、ディスコ黎明期(いや、当時はゴーゴークラブって言ったのかな?)に赤坂に出現した伝説の箱「MUGEN」の空気を再現した、一夜限りのレアなパーティー! 今まで著名人のエッセイくらいでしか触れることができなかったMUGENの世界観が目の前に!これはもう行くしかないでしょうと、とるものもとりあえずかけつけ、サイケな濃い〜空気を堪能しました。

音を、パーティーを心から愛している人たちが集う空間はホントに落ち着く。

DJ AGEISHIさんとも久々にしゃべって、お互いの近況を報告。彼は実際、20代の頃MUGENで回していたそうで、今でも変わらず第一線で活躍しているところがすごい。お酒も飲まず、淡々とクールにプレイする姿はステキです(この日は時間の関係で見られなかったのが残念!)。

そういえば大昔、ゴールデン街のカウンターバーでバイトしてた時に来てたお客さんで、当時MUGENに通ってたという人がいました。そのカウンターバーは、オシャレとは無縁な奄美大島スタイルの焼酎バー。お客さんのほとんどはコンサバな職種。常連さんでもそういうコアな話をできる人は2人くらいしかいなくて、自分的に話せる人が来ると、耳をダンボにしていろいろ質問してた記憶があります。
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by aomisa | 2009-02-07 23:09 | 映画・アート・音楽・本
エイミー・ベンダーという箱庭世界
a0034031_2050970.jpg去年の秋からハマって読んでいる、エイミー・ベンダー。

シュールリアリスティックでシニカル、白昼夢のようなフワフワしたファンタジーかと思っていると、妙にリアルなセックス描写があったりして、引き込まれたが最後、幻想の海に放り込まれて戻ってくることができない。画像の短編集「わがままなやつら」の前に「燃えるスカートの少女」を読んだのだけれど、一遍一遍が、まるでシュールな絵のような味わいだなあと思った。それも重たい油絵ではなく、感覚的に描いたドローイングやイラストレーション。プロフィールを見て納得。彼女はデッサンの講師をしながら、小説を書いているんだという。どうりでね…。

彼女の小説は、ストーリーはあっても暑苦しいメッセージ性とか教訓のようなものとは無縁の箱庭的世界。ただただ、感覚を開いて彼女のつくった妄想世界にただよい、一瞬の悲しみや喜びに身を浸すだけでいい。どうにもこうにも成就しなかったり、途中でぽーんと投げ出されてしまうストーリーが多かったりするわりに感じる、このあたたかさとやさしさは何だろう。
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by aomisa | 2009-02-04 21:13 | 映画・アート・音楽・本



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