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「バロウズの妻」ならぬ、「らもの妻」
a0034031_645771.jpg表紙が森光子でかなりシブいですが、今出てる婦人公論。

「中島らもとの35年は心底、面白かった」中島美代子
という記事が面白かったです。
タイトルからわかるとおり、彼女は先日亡くなった中島らも氏の奥さん。内容はここには書かないけど、ふうん、なるほど、はは〜ん、こういう形もありかぁ、などなど、感嘆符が次々と。

わたしは強烈なキャラクターを持った文化人や芸能人を見ると、その人の人生もさることながら、奥さんの方にものすごく興味を持ってしまう。女の側が強烈だった場合は、ダンナの方に興味が行く。どこでどうやって知り合ったのか?そんな強烈な人と結婚してもいいと思ったのには、どういう心理が働いたのか?その人自身はどういう人生を歩んできたのか?結婚してからの生活はどんなものだったのか?その結婚は幸せだったのか?(「恋人」という位置づけの人には、それほど興味はわかない。だってその人の人生に責任持たなくていいし)

一見滅茶苦茶な人でも、人並みに結婚できているという事実が、すごく興味深いのだ。失礼な発想だけど(って単に自分の安心材料にしたいだけか)。人はつがわずにはいられない生き物なのねー。(でも外で滅茶苦茶に見える人ほど、プライベートはけっこう真面目だったりもするよね)

数ヶ月前にどこかのサイトで見た、ジョン・ライドンの奥さんは強烈だった。
ひとまわり以上年上と聞いて、「ということは60代?いったいどんな婆さんだ?」と思っていたのですが。実際目にした写真は「革パンに派手なセーター・腰までのばしたプラチナブロンドに黒のアイパッチ・超スリム体型」といった、キルビルのダリル・ハンナかと思うようなルックスで、ははー参りました!と心底ひれ伏したい気持ちになったのだった。はっきり言って、ジョンよりパンクだった。あんな60代、ありえない。

そういう意味では、町田康氏の奥さんがどういう人かも気になるなぁ。本人達にしてみたら、余計なお世話でしょうけどね。
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by aomisa | 2004-08-28 06:44 | 映画・アート・音楽・本
めずらしくオリンピック話など
オリンピックにはそれほど興味はないんだけど、夜中に起きていることが多いので、気がつけばけっこうリアルタイムで観戦しているのだった。

意外にグッときたのが、女子レスリング。
吉田さおりの金決定後のインタビューは、しゃべりが苦手なスポーツ選手が多い中ではひときわ目立ってた。宝塚の男役バリにキメキメなカメラ目線、コーチを肩車したあげくにバック転のパフォーマンス。自分がどう動いてどう話せば人の心をつかむことができるのか、よくわかっている人だ。

今日は新体操とシンクロに心酔。
わたしはどうも球技に適した脳の構造をしていないらしく、サッカーやらバレーボールやらを見ていると脳の処理速度が追いつかず、オーバーヒートし、どーっと疲れてしまう。興味や集中力が続かないんだよね。2年前のワールドカップは燃えたけど、あれは選手のキャラクターが面白かったから。で、大勢でひとつのボールをガツガツ追うものより、個人競技で自分との戦い、みたいなのが好き。短時間で終わって結果がスパッとわかる問答無用感がいい。体操や陸上やアイスダンスならいくらでも見ていられる。衣装をチェックするという楽しみもあるし。

卓球の福原愛ちゃんは、金賢姫(キム・ヒョンヒ)に似てると思う。ついでに言うと結婚前の紀子様にも似てる。自我を殺して上から言われたことを日常的にしてると、ああいう顔になるんだろうか。あれは、昔、まだ女が耐えてた時代の顔だ。ガマンを凝縮したような顔だ。
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by aomisa | 2004-08-27 03:53 | その他
新譜を狩り、狩り、狩り
長きにわたる隠遁生活に耐えきれず、ついに脱走。

・・・と書くとドラマティックだが、単に打ち合わせが入ったので築地へ。
秋からはじまる連載について話し合う。やっぱり他人と発展的な会話をしてると、脳が活性化されるわぁ。打ち合わせが終わり、「よっしゃ!ひさしぶりに買い物するぞ!」と銀座へ向かうも、たくさんの服、靴、バッグを目にしても心が燃えない。一瞬、自分のおしゃれ筋力は衰えてしまったんだろうかと危惧したけど・・・そうじゃない。思いきりためこんでたエネルギーを発散するには、銀座という街はコンサバすぎるのだ。

で、服はあきらめることにして、有楽町阪急のHMVへ。
が、ここでもわたしは無言になるのだった。こ、この品ぞろえは・・・?チェックしようと思ってたバンドのCDがのきなみ置いてない。というか、そのジャンルのコーナーすらない。ああ、銀座にいろいろ期待したわたしが悪かったよと、急遽新宿へ。フラッグスで洋服を見、タワーでCDを狩りまくって、ようやく自分を取り戻した。ホーーーッ。やっぱりね、CDショップには「俺ァ、音楽が好きでたまんねぇんだよ!」とか、「よーし今日は何狩るべ」とかいうオーラを漂わせながら、目をギラギラさせてる輩がいないことにはね。抜き差しならない緊張感が漂ってないことにはね。はじまりません。

で、ひたすら試聴しまくりーの、片っ端からカゴに放り込みーの、途中でふと冷静になってごっそり棚に戻したりして、狩ってきたブツがこれ。しかしCD買うのも数ヶ月ぶりだなぁ。
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左から
プロディジーの新譜 "always outnumbered, never outgunned"
気がついたら前作から7年もたってるのね。ちょっと洗練された印象はあるものの、キックが強くエッジのたった音は相変わらず好み。ケミカルブラザーズが最近トランス寄りに走りすぎてるので(単独でトランスを聴くのは好きだけど)、こういう音、待ってました!って感じ。時々入るジュリエット・ルイスのエロ可愛いボーカルに、身がよじれそうになる。60'sポップアート風のジャケットも最高に好み。いやーいっぱい聴いちゃいそうだなぁ。

ビースティーボーイズの新譜 "to the 5 boroughs"
オールドスクールですよ!生涯音源ランキングの10本指にビースティーズの1stが入っているわたしとしては、このノリを再び味わえて、うれしい。ブルックリンやイーストヴィレッジの匂いがプンプン漂って来る。そしてあの頃の日本の空気---タイニーパンクスとかDJゴングショーとか---も思い出す。でも今風のエレクトロな音もしっかり取り込んでて、確実に新しいと思う。前作は興味薄だったので今回も面白くなかったらどうしようかと思ってたけど、これでひと安心。07・08・11がシブくて好き。NYに捧げる12曲目 "an open letter to NYC"を聴きながらライムの対訳を読んでたら、泣きそうになった。

DEAD COMBO "DEAD COMBO"
試聴してハマったバンド。なんだコレは!?ミニストリーともアタリ・ティーンエイジ・ライオットともつかない、もっとルーズでチープなノイズにのせて、酔っぱらったイギー・ポップがカラオケボックスで最高にエコー効かせて歌っているような(笑)。ヤバすぎ。ブラック・レベル・モーターサイクル・クラブ(かっこいいよね)のオープニングアクトをつとめたらしいけど、こんなキチガイどもが最初に出てきたら釘付けになってしまって、メインアクトはどうでもよくなりそうです。デヴィッド・ボウイの「Let's Dance」をカバーしてるんだけど、もう胸くそ悪くなるくらい素晴らしい。ぜひライブを見てみたい。

Basementjaxx "kish kash"
今風にこなれててそりゃーかっこいいし、クオリティ高いし、でもどうしても今買いたいわけでもないかなぁと思っていたのですが。スージー・スーがボーカルをとってる10曲目にズガーンとやられて購入。そういや、バカっぽいPVが最高な(キュートなダッチワイフみたいなのが動き回るやつ)"Plug it in"が入ってる。

こうして並べると、全部エレクトロだわ。
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by aomisa | 2004-08-25 02:59 | 映画・アート・音楽・本
朝焼けは地上の入り口。夕焼けは黄泉の国の入り口。
夜明けがずいぶん遅くなった。
朝のしんとした空気が気持ちよかったので、仕事を中断して夜明けの散歩。まだ日が昇りきっていなくて、東から差すうっすらとしたオレンジ色の光を見ていると、自分がどこに立っているのか一瞬わからなくなる。動いているのは、発情した猫と牛乳屋の車だけ。8月下旬とはいえこの時間、半袖で歩くとぶるっと来る。

私は世間とはズレた生活を送っているので、まったくもってふざけた時間にふざけたことをしていることが多い。午後4時頃「朝風呂」に入り、夜10時頃「昼寝」をし、夜中の3時におやつを食べる。一応心身の健康のために、2〜3日にいっぺんは夕方に散歩することにしてるんだが、さっきの夜明けの散歩といい、気がつくと地平線に近い太陽ばっかり見て暮らしている。自分でも気がつかなかったけど、わたしは北欧の人だったのだ。知らなかった。

昼と夜が入れ替わる時間帯っていうのは独特で、あらゆるエネルギーが一斉に切りかわるためか、空気がどよめくというかゆらぐというか質が変わるというか、言葉で説明するのは難しいけど、とにかく身体の表面がザワザワと掻き立てられる。だから、やたらと歩きたくなってしまうのだろう。そしてそんな中途半端な時間が大好きだ。

ほんの7、8年前くらいまでは、怖くて夕焼けが見られなかった。これは自分でもまったく原因がわからない。あの赤い空を見た瞬間に、ものすごい不安感というか切ない感というか、おそろしげな感情が襲ってきて、やりきれなくなるのだ。子供がオバケを怖がるのに近いような気持ち。夕焼けを「キレイだなあ」と余裕カマして見ていられるようになったのは、いい大人になってからのこと。自分でも気がつかなかったけど、わたしは原始人だったのだ。知らなかった。
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by aomisa | 2004-08-21 07:28 | 宇宙トーク
密室より愛をこめて
オリンピックとは、およそ関係のない生活を送っている。
せいぜい夜のニュースで、結果をチラ見するくらい。それで何をやっているかというと、引きこもってひたすら個展のための作品づくり。ひたすらと言ったって、進まなくてのたうち回っている時間の方が長いんだから、経過はだいたい皆さんお察しの通り。

が、新月に入ったせいか、ここ2、3日で、物事がめりめりと音を立てて動きはじめた。具体的にどうめりめり言ったかというと、来週からボリュームのある仕事が1つ動き出すことになった。つまり悠長にしていられる期間ももうすぐ終わるわけで、本格的に危機感のゾーンにギアが入ったのだ。ギアが入ったわたしは顔がひきしまり、目がつり上がり、それまでカメ並みだった動作がネズミ並みにすばやくなり、的確な判断ができるようになった。で、その判断力を駆使し、それまで遅々として進まず1ヶ月以上こねくりまわしていた作品を、いったん横に置くことにした。もうこの子のことは忘れて、新しい子を産み出そうと。決めたら大変、なんとその日の寝入りばなに新しいイメージが降ってきて、ほんの1秒ほどの間に色から構成からディテールまでがバババババッと頭の中で組み立てられ、次の日はそれと寸分たがわぬ絵を完成させることができたのだった。やればできるじゃないか。すばらしい快挙だ。この調子だ。

自分はいったん制作モードに入ってしまうと、なかなか他のことが考えられなくなってしまうタチで、社交モードの時は自分でもあきれるくらいにしゃべりまくる時もあるのに、制作モードの時はまともな受け答えすらできない社会不適合者になってしまう。生活を支える雑事に回すエネルギーが決定的に不足し、人に気を配れなくなり、食事や睡眠がガタガタになる。まあ、フリーランサーはだいたい皆さん同じような感じだと思いますが。で、基本的にはわたしは家にいるのが好きなんだけど、若干の放浪癖もあるために、家に3日もいると身体の奥深くの小人が「どこでもいいから外に出せー出せー」と騒ぎはじめ、それでも外出しないでいると、昼夜を問わず小人たちは太鼓を叩き、森の木陰でどんじゃらほい状態になり、わたしの表情はますます曇っていく。

こういう時、喫茶店で仕事できたらいいのにと思う。ああ、文筆業の人がうらやましい。やろうと思えばどこでも仕事ができる。それに文章は自由だ。即興性がある。絵みたいに道具や場所や時間にしばられることがない。歌を歌うように仕事ができるなんて、ステキじゃないか。-----などと思っていた矢先、ライターの友人に「絵って自由でいいね。なんだか絵が描きたくなったよ」と言われ、なーるほど、そっち側から見るとそうなのね。人はいつでも雲の上の虹を追いかける生き物なのねと、ちょっと楽になった。気づかせてくれてありがとう、友よ。
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by aomisa | 2004-08-19 06:59 | お仕事情報
しつこいですが展覧会のお知らせ
SPOON主催「小さな小さな大展覧会」に作品を1点出品します。大阪会場の方は終了しましたが、東京会場は明日からです。オープニングパーティーにはたぶん顔出します。

●東京会場/新宿パークタワー1F(ギャラリー・3)
●開期 2004年8月17日(火)〜8月23日(月)
●時間 9:00〜19:00(無休)最終日12:00まで

地図等はこちら
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by aomisa | 2004-08-16 02:51 | お仕事情報
くっすんJUNK FOODのアパラは、屈辱うどん
町田康にはまって2週間ちょっと。
これまで彼に5890円ほど貢いだ。来週はさらに4000円ほど貢ぐ予定。
で、いまのところ6冊を読破して、さらに手元には2冊未読のものがあるのだが、秋には個展やら旅行やらいろいろ控えていてやることが山積みなので、これをもっていったんブームにピリオドを打とうと思う。ええ、打ちますとも。

しかし「くっすん大黒/河原のアパラ」の読後感は、山本政志監督の映画「JUNK FOOD」を観終わった後の気分に似ていたなあ。「JUNK FOOD」は、わたしが日本映画の中でもっとも好きでビデオでくり返し観ている映画なんだが、地獄のようにしみったれて淀んだ設定にもかかわらず、観終わった後は天国的にさわやかな気分になるという、ちょっと他に類を見ない映画なんである。きっと製作者や出演者の魂の透明度が高いのであろう。しかもこの映画のエンディング、町蔵・・・じゃなかった、町田康が歌っているんだよね。

話はがらっと変わって、HDDを整理していたら、すごく昔にWEBで書いていた日記が出てきた。97年から98年にかけてのもの。ちょっと前に書いた自分の文章というものはとても恥ずかしいものだけれど、ここまで時間がたってしまうともはや他人が書いたものみたいで、とても面白く読めてしまった。へーわたしってこうだったんだあと、今との違いにビックリしたり、「昼夜逆転した生活が直らない」とブツブツ言ってるところなんか、今と何も変わっていなくて違う意味でビックリしたり。このころはよく遊んでよく飲んでいたなあと、東京生活がなつかしくなったり。アップしてみたので、27才の頃のわたしに興味ある方はどうぞ。(2週間たったので、公開は停止しました)
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by aomisa | 2004-08-15 00:13 | 映画・アート・音楽・本
いよいよ今週末公開!
a0034031_4465756.jpg「エンドレス・サマー」の製作者が贈る・・・

"Step into Liquid " (ステップ・イントゥ・リキッド)

製作総指揮:ブルース・ブラウン、レイ・ウィレンバーグJr.
監督・脚本:デイナ・ブラウン
音楽:リチャード・ギブス
配給:グラッシィ
提供:レイドバックコーポレーション

8月14日(土)渋谷シネマライズにてロードショー
他、今夏全国順次ロードショー

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わたしは試写で観たのですが、南極とかミシガン湖とかアイルランドとか「こんな場所でサーフィンやっちゃう奴らがいるんだーー!」と、あきれるやら尊敬するやら。もちろん普通の海もアリ。迫り来る波が気持ちいいです。サーファーじゃない人もぜひ。
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by aomisa | 2004-08-13 04:49 | サーフィン
遅れてやってきたあん畜生ブーム
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遅ればせながら、町田康にハマッている。

電車の中で読むものを探していて、本屋で何気なく「夫婦茶碗」を手に取ったのが、運の尽き。あまりの面白さ・荒唐無稽さに悶絶し、それからというもの、取り憑かれたように小説やエッセイ、雑誌連載などをむさぼり読んでいる。今まで読んでなかったことが不思議なくらい、自分好みのテイスト。こんなに読書にうつつをぬかしたのは何年ぶりだろう。彼のおかげで本を読む楽しさがよみがえってきたぜ!ということで、30年前のSF小説は図書館にとっとと返すことにした。

わたしはいわゆるジャパコア---スターリンやSOBやガーゼあたり---は一通り聴いてきたけど、町蔵(INU)の音楽は聴いたことがなかった。単に機会がなかったんだけど。当時町蔵って、今あげたような人たちとは何か違った感じがしてたなあ。時代性から浮き上がってるというか。その後、小説で賞を取ったりなんだりという情報が入ってきて、「町蔵、違うジャンルで復活したんだなー」などと思いつつ雑誌のエッセイを1回読んだくらいで、特に作品を読むということはなかった。

実は「生・町田康」を見かけたことがある。
今から2〜3年前、今はなき青山ブックセンター新宿店をぶらついてたら、ある一角にわらわらと人が集まっていた。その群集の中心を見定めようと近づいていくと、「町田康・サイン会」という立て札(だかポスターだか)と本人の姿が。

「ええっ?小さい!」というのが、まず見た印象。それまで自分で勝手に作り上げていたやんちゃなイメージとは裏腹に、白く小さく細く、吹けば飛ぶようなという形容詞がピッタリで、指が細かったのをやたらと憶えてる。そしてその薄い皮膚の内側ギリギリの部分まで神経が張り詰めているのが、遠目に見てもわかった。まるで大量の爆薬がうすーい皮膜に覆われてるみたいだった。ファンに感謝しながらもそこにいることがなんだか居心地悪そうで、生きていくのがしんどそうな人だなあと。そっと扱わないと壊れてしまいそうな人だなあと。普通のことが普通に出来ない人間が放つ、強烈な色気がそこにあった。ちょいと情の厚い女は、気をつけないと引きずられてしまいますよ。

今日も私は、彼の本を求めて本屋にいそいそと行ってしまうだろう。それでやるべきことも忘れて、彼の作品に没頭してしまうだろう。
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by aomisa | 2004-08-08 08:25 | 映画・アート・音楽・本
カモフラ柄の海
そういえば書くのをすっかり忘れていたのだけれど、3週間前の海はすごかった。

現地についたところで雨女の法則が働き、どしゃ降り&激しい雷がお出迎え。待たされること約5時間。ようやく雨があがり、わたしたちはサーフィンができることになった。・・・・・・・が!倒れそうなくらいの海の汚さに、絶句。泥水が河口から絶え間なくだくだくと注ぎ込まれている上に、上流から流れてきたゴミ(主に落ち葉)が海上をまんべんなく漂っていた。しかしここまで待ったら、やらずに帰るわけにいかんだろう。人として。ということで、我々一行は身体は半分拒絶しながらも、海に入って行ったのだった。

見渡すかぎり、カフェオレのような水の色。油断すると葉っぱや植物のクズがすぐ板の上にのっかってくる。それをを手ではらいのけつつ、波乗りは行われた。その日はかなり暑い日だったんだが、海水温は冷たかった。というか、ぬるい水と冷たい水とものすごく冷たい水が、何の予告もなしにローテーションで襲ってきて、わたしは1秒おきくらいに「うわ、冷た!」「あーあったかい」「うわ、また冷た!」などと口走っていた。ものすごいまだらに、海水と雨水が交じり合ってたんだと思う。温度別に水に色がついていたら、きっと海はカモフラ柄に見えただろう。すでに葉っぱのゴミで視覚的にもカモフラだったんだけど。

後日髪を切りに行ったときに、その話を美容師さん(偶然サーファーだった)にしたら、彼はにっこりしながらこうのたまった。
「あーー、葉っぱならまだいいっすよ。たまに子犬の死体とか浮いてますからね〜」
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by aomisa | 2004-08-08 04:21 | サーフィン



イラストレーター・アオノミサコのBlog
by aomisa
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